tak-factory’s blog

おっさんが日々身の回りのガラクタと格闘するブログ

80系シエンタ:ドラムブレーキのブレーキシリンダーをオーバーホールしてみた

(※このブログの内容は、素人のtakが趣味で作業していることを書いているだけなので、間違いや勘違いが多数あります。もし内容を参考にされる場合は、自己責任でお願い致します。)

 ブレーキ関係の作業は大変危険ですので、良い子のみなさんは決してマネしてはいけないですよ。

 さて少し前になるけど、車検に向けてリアのドラムブレーキをチェックしていたら、右リアのブレーキシリンダーからブレーキフルードが漏れているのを発見してしまいました。ぱっと見では分からないけど、ダストシールをめくったらブレーキフルードがポタポタと落ちて来てちょっと焦りました。とりあえずきれいに拭き取って車検は通しましたが、放置してても直らないのでブレーキシリンダーのオーバーホールをやることにしました。

 それにしても、ダストシールって意外と気密性が高いんですねぇ。

 ネットで調べるとホイールシリンダーをまるごと外して作業してる方もいますが、マニュアルでは外す必要なしとあるのでそのままで作業しました。

 写真は、作業しようとしている右リアではなくて左リアですね。

 分解する前に、サイドブレーキの調整幅を記録しておきます。

 ブレーキシリンダーの構造は至ってシンプルなので、部品もオイルシールとダストシール(カップキットという名称で売っています)を交換するだけです。

 ただオイルシールには向きがあるのと、交換するとき各部品に傷が付いてしまうとフルードが漏れる原因になるので、その2点は注意が必要です。組み立てるときはラバーグリスがなかったのでシリコングリスを使いましたが、パッケージにブレーキのシール部に使えると記載があるのでまあ大丈夫でしょう。

 シリンダーの内壁はとてもきれいな状態で、安心しました。

 シール類の交換が終わったら、ブレーキフルードの補充とエア抜きですね。ここで、先日自作したブレーキブリーダーの出番です。

 実作業で使うのは初めてだったけど、ちゃんと仕事してくれました。

 最後に、サイドブレーキのワイヤーを調整して完了です。今回の作業はあまり時間がなくて、ゆっくり写真を撮ってる時間がなかったです。。

 ドラムブレーキを分解したのは今回が初めてだったけど、構造がシンプルでよく出来てるなぁと思いました。FFファミリーカーのリアブレーキとしてはコストも安くて性能も必要にして十分ってことで、今の時代まで生き残っているんでしょうね。