tak-factory’s blog

おっさんが日々身の回りのガラクタと格闘するブログ

80系シエンタ:左側のエンジンマウントを補修、リア側のエンジンマウントを交換した

(※このブログの内容は、素人のtakが趣味で作業していることを書いているだけなので、間違いや勘違いが多数あります。もし内容を参考にされる場合は、自己責任でお願い致します。)

 アイドリング時のエンジンの振れがかなり大きくなってしまったので、エンジンマウントの補修と交換をやりました。

 エンジンの振れをよく見ると、左側(助手席側)の振れがかなり大きいようです。右側(運転席側)のエンジンマウントは液封タイプなので補修が出来ないし部品も高価なので、とりあえず左側とリア側の2つを作業することにしました。

 まずは、左側(助手席側)のエンジンマウントを補修します。取り外してみると、円周につながる2か所のゴムが半分ほど切れてしまっています。

 今回の補修では、黒ゴム接着剤を使ってみました。ネット上では、みなさんいろいろな材料を使って工夫してるけど、こういうの1度やってみたかったんです。

 クリアファイルを円盤状に切ったものをテープで貼って、底を塞ぎながら黒ゴム接着剤を充填したのだけど、乾いていない状態だとものすごく粘度が低くて、ちょっとした隙間から漏れてきてしまいます。写真がないのは、漏れてくる接着剤と格闘していたからです。

 ただしある程度固まってくると、カッターやニッパーではみ出した部分を除去できるので、最終的にはきれいに充填できました。

 結構多めに充填したつもりだけど、乾くとやせるみたいですね。丸2日間ほど乾燥させました。

 次はリア側のエンジンマウントです。こちらは完全にマウント位置が下にずれてしまっています。

 やり方はいろいろあるのだろうけど、動画を参照してメンバーを少し下にずらしてエンジンマウントを取り外すことにしました。

 エンジンが落ちないように下からジャッキで支えて、スタビライザーとステアリングラック、そしてエンジンマウントをメンバーに固定しているボルト類を外します。

 それからメンバーをボディーに固定しているボルト類を外すと、メンバーを下にずらすことができました。サスペンションアームが繋がっているので、メンバーが完全に下に落ちてしまうことはないですね。

 この状態で、エンジンを支えているジャッキの高さを微調整して、リア側のエンジンマウントを取り外しました。リア側のエンジンマウントは気軽に交換できる場所ではないので、新品を用意して交換します。比べてみると、ボルト穴の位置が完全にずれてしまっていますね。

 新しいエンジンマウントをメンバーに取り付けて、反対の手順で復旧していきます。エンジンが正常な位置に戻りました。

 作業後にエンジンをかけてみたら、エンジンの振れが明らかに小さくなっていました。ただ、左側のエンジンマウントを接着剤で補修した影響で、ハンドルやイスに硬質な振動を感じるようになりました。

 この点は、良し悪しの分かれるところだと思います。走り系の車でブレーキングやコーナリング中にエンジンが動いてしまうのが気になる場合、今回使った黒ゴム接着剤だと純正のマウントよりも少し硬くなるけど柔軟性も残っていて適度に強化されるので良いのだろうけど、ミニバンだと家族からクレームが出る可能性があります。。

 まあその時は、左側のマウントを新品に交換しようかと思います。