日頃から機材のレビュー動画が好きでよく見ているのだけど、ある時、takが大好きなEric JohnsonのSignature Fuzz Faceの動画を発見しました。
Fuzz Faceって、かなりじゃじゃ馬で扱うのが難しいという印象があったのだけど、このFuzz FaceはFuzzらしさはありつつも音にまとまりがあってとても扱いやすい印象です。
すでに製造中止になっているようで、ショッピングサイトを見てもあまりヒットしません。しかも、大変お高い値段です。。
以前からFuzzに興味があっていつか自作してみたいと思っていたものの、なんとなく使い道がなさそうで躊躇していたのだけど、このFuzz Faceだったらぜひ弾いてみたいと思って、自作することにしました。
早速、回路図を調べてみると、部品の入手に少々難があることが分かりました。
まず、使用されているトランジスタがBC183なのだけど、これはすでに製造されていないようで、ネットショップではほとんどヒットしません。
さらに、2つのトランジスタの増幅率(hfe)がそれぞれ250,650と指定されています。こうなると、大量のBC183を買って選別しないとなりません。
それと、電解コンデンサ47μと15μの定格電圧が100Vで、これもあまり一般的ではないようです。
takがエフェクターを自作するときには、入手しやすい部品でなるべく安く作るっていうのがモットーなので、いきなり躓いてしまいました。
作るのをやめちゃおうかなとも思ったけど、Eric JhonsonのSignature Fuzz Faceをベースに自分なりのオリジナルFazzを作るのも悪くないなってことで、気を取り直してやってみることにしました。
まずは部品の入手からです。今回は、基板にストリップボードを使うことにしました。Fuzz Faceは回路がとてもシンプルなので、わざわざ感光基板を使うほどでもないかなってことで。まあ、本音はめんどくさいだけなんですけどね。。
それとトランジスタについては、手持ちのものとFuzzでよく使われているものを何種類か取り寄せて、そのなかから実際に音を聴いて良いと思うものを選ぶことにしました。
今回用意できたのは、C1815、BC182、BC184、BC109、2N5088、BC549Bの6種類です。
部品が揃ってしまえば、回路が単純だから基板の製作はそれほど時間はかからないですね。
ケースは、以前何かのペダルを作ってそのまま使わずじまいになっていた物を流用したので、基板とポットを入れ換えるだけで完成しました。
トランジスタはピンソケットを使って、差し替えが出来るようにしました。
物が完成したので、次はいよいよ音を出しながらトランジスタの選定です。