準備が出来たので、作業に取り掛かります。
まずは、今付いてるクルーソンタイプのペグを取り外します。
ヘッドの裏で2本のネジで固定されているだけなので、簡単ですね。次に穴にはめてあるブッシュを外すと、部品が全て取り外せます。
そしたらいよいよドリルで穴を拡げるのだけど、ロトマチックペグのヘッド穴にはまる部分(直径10mmのところ)は、ヘッドの厚みよりも短いので完全には貫通しません。
なので作業手順を調べた中には、「ヘッドの穴を凸形に拡げる必要あり」と説明しているものもありました。
ですが電動のハンドドリルでその様な加工をするのは、なかなか難易度が高いです。
しばらくロトマチックペグをよーく観察して、10mmの穴を貫通させてもペグを固定することは出来そうなので、その方法で一つ穴をあけてみました。仮止めしてみたところ問題無さそうなので、6個全てを同じ様に加工します。
6個全ての穴あけが終わったところで、問題発生です。
ドリルの歯が塗装のエッジ部分に引っかかって、パキッと割れてしまうんですね。
そうすると、木の部分が露出して見た目も非常に悪いです。
これは大惨事かと愕然としましたが、気を取り直してペグを全て仮止めしてみることにしました。少しキツめなところは、リーマで慎重に穴を拡げながら取付けました。
するとラッキーなことに、塗装が剥がれてしまった部分がほぼ隠れて、割とまともな状態になりました。
最後に6個のペグのバランスを見ながら位置決めして、固定用のネジの下穴をあけてから表側のナットと裏のネジを少しずつ交互に締めて固定しました。