何とか交換が終わったので、弦を張って試奏です。
穴をあけた箇所はこれ以上塗装割れが起きない様に、面取りビットで軽く整えておきました。
それと、クルーソンタイプを固定していたネジ穴が各ペグに対して2個ずつあるけど、ヘッドの裏だし気にならないからそのまま放置です。
またクルーソンタイプに戻したくなったら、簡単に出来るしね。
まずギターを持っただけで、明らかにヘッドがずっしりと感じます。懸念だったヘッド上がりは、かなり改善されてほぼ気にならなくなりました。
実は交換をする前に、それぞれのベグ1個の重さを台所の測りでチェックしてみたのだけど、クルーソンタイプが23gでロトマチックタイプが38gでした。
ロトマチックの方が1個あたり15g重いので、単純計算するとトータルで90g重くなる計算です。
実際に取付ける前はたった90gで効果があるのか半信半疑だったけど、バランスは大きく異なります。
それとクルーソンタイプは見た目にも華奢で弱そうだったので、ぶつけない様に無意識に気を遣ってしまうところがあったけど、ロトマチックタイプはちょっとぶつけたくらいではビクともしないくらい頑丈そうで、気持ちの面で安心感が違います。
また音に対する影響も、かなりあるようです。
よく言われる様に、ロトマチックは音がひき締まってタイトになった印象で、サスティーンも増える様に感じます。
弦の振動が重たい金属を振動させている様な印象です。
今回はバランスの改善が目的だったけど、ペグを交換することで音もかなり変わるので、自分の好みに合わせていろいろと試してみると、面白そうですね。
何とか完成しましたが、ギターに関する作業の中でも、特に木工と塗装は素人が気軽に手を出すと痛い目にあうっていうのを改めて感じました。