いやもうね、感動してしまうんですよ。昭和生まれの身としては。
10年、20年前はDTMとか言って、デスクトップPCで大掛かりなセットを組んでやっていた音楽制作が、今やスマホとかタブレットで出来てしまうなんて。
クオリティだって、なかなかのものです(もちろん、上を見ればきりがないんだけどね)。
そもそもスマホ/タブレットを使った音楽制作に興味をもったきっかけは、普段、仕事と家庭の両方で忙しくて、ギターを弾く時間がほとんどないからなんですね(共感してくれる人も多いと思うけど。。)。
ちょっと時間が空いたときに、アンプにも通さずにシャリシャリやるのが精一杯で、イスに座ってDTMの真似事をやってる時間なんて全くないわけです。
せっかくPCにDTMソフトを入れて、オーディオインターフェースなんかを揃えても、使わないんじゃただの飾りじゃん、なんて思ってしまって。
だったら、スマホ/タブレットを使って通勤時間や外出したときの空き時間に打ち込みが出来れば、時間を有効に使えるかなと。
で、家に帰ってきて時間が空いた時には、ギターを弾くことに専念できたら良いなと思ったわけです。
そこで、まずはギターをスマホ/タブレットに接続するためのインターフェースを調べました。
初期の頃は、イヤホンジャックのマイク端子の電圧を利用したアナログのインターフェースデバイス(iRigが有名ですね)だったのが、今では高品位なデジタルデバイスに進化していました。そしてアナログのデバイスについては自作をしている人も多くて、ネットで回路図がたくさん引っかかりました。
最初は、やっぱり高音質のデジタルが良いかなぁ、なんて思いましたが、そもそもアナログ派なんちゃってギター弾きの身としては、アナログの物で十分なわけです。
そしてB級感漂う自作アナログインターフェースなんて、個人的には大好物なわけで早速製作してみました。
次に必要になるのは、DAWアプリとアンプ/エフェクトのアプリです。
これらも少し調べると、本当にいろいろなアプリがあります。ちなみに自分の場合はiOSを使っていますが、androidでも対応しているアプリが結構ありました。でも今のところはiOSの方が、より充実しているような印象です。
いくつか試した中で、自分の好みや感性に合っていたのは、アンプ/エフェクトアプリがJamUpでDAWアプリがMusic Studioです。
そしてiOSにはaudiobusなるアプリがあって、アプリどうしを接続して音を入出力できることも分かりました(レベル低くてゴメンなさい、でもいちいち感動してしまいます)。
さすがに録音したギターの音だけを聴いてみると、正直ちょっと安っぽさも感じてしまうけど、ドラムやベース、鍵盤なんかを重ねていくとそれなりの音に仕上がって、アナログ派なんちゃってギター弾きレベルでは、もう十分なクオリティです。
そんなわけで、iPad2にギターを直接つないだ状態で曲を作ってみました。ギターはもう売ってしまったけど、FenderのAmerican Deluxe StratでベースはSquireのJazz Bass(エントリーモデル)を使用しました。
本当に、凄い時代になったものです(しみじみ)。