tak-factory’s blog

おっさんが日々身の回りのガラクタと格闘するブログ

PRS S2 Mira Semi-Hollow

ギターを買いました。

 PRS(ポールリードスミス)のS2 Mira Semi-Hollowです。

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 つい最近まで、FenderのAmerican Deluxe StratとAriaセミアコ(TA-62C)の2本を持っていたのだけど、今の自分が置かれている状況だと2本のギターを維持していくのは不可能だったんです。

 そこで、2本のギターを売って1本にまとめてしまったという訳です。

 両方のギターともすごく気に入っていたのだけど、それぞれのギターで違うゲージの弦を用意しなければならなかったり、調整やパーツ交換なんかをやったりしていると、2本のギターをちゃんと弾いてあげる時間が全く取れないんですね。

 経済的にも厳しいし(あくまで自分の場合です)。

 これでは、ギターがかわいそうだなぁなんて思っていました。

 もともと、FenderのAmerican Standard系のギターをもう20年以上弾いて来てStrat大好き人間だったのだけど、最近Hollow Body系のハムバッカーの音がとても好きになったこともあって、数年前にお試しでAriaのTA-62Cを買ってみました。

 はっきり言って入門用の安物だけど(中古で3万円くらい)、これがバカにできないギターでした。 

 ピックアップを中古のDuncan Designed(HB-101)に交換して、配線材やポット、コンデンサーを一通り変えてみたら、すごく良い音がするようになって。

 これだったら、Stratを手放してAria1本でいっちゃおうと思ったくらい。

 でも結果的にそうならなかったのは、メインで使い始めたらいくつか気になるところが出てきてしまったんです。

 まず1つ目は、ブリッジ部での弦間ピッチ(弦どうしの幅)とナット幅が弾き慣れたAmerican Deluxe Stratと比べて狭くなっていました。

 ブリッジ部での弦間ピッチを少し調べてみると、古いFender系は11.3mm、Gibson系は10.5mm、最近のモダンなFender USA系だと10.5mmを採用しているみたいです。

 それに対して国産メーカーであるAriaのTA-62C(韓国製だけどね)は、測ってみたら9.8mm程度でした。

 言われてみれば確かに弾きごこちは違うけど、自分の場合は右手のピッキングにはさほど影響なない感じで、まあ慣れの問題かなくらいな印象でした。

 それよりもナット幅が問題で、American Deluxe Stratが約43mmなのに対して、TA-62Cは約42mmしかなく、たった1mmの違いなんだけど弾きごこちが大きく違いました。

 人によってはあまり気にならないんだろうけど、弦どうしの間隔が狭くなっているので、自分の場合はとくにアルペジオ系の演奏をするときに、弦を抑える左手の指が隣の弦に触りそうになって、すごく気になってしまって結構なストレスでした。

 そして2つ目は、ボディに対してヘッドが重いので、立って弾く時にヘッドが下がってきてしまうんですね。そう、いわゆるヘッド落ちというやつです。

 TA-62Cは一般的なセミアコよりもボディが小さ目で、かつセンターブロックがブリッジの下の部分にだけ入っているちょっと変わった構造のため、相対的にヘッドが重くなってしまって、立って弾いたときにヘッドがドーンと下がって来てしまうんですね。

 これも人によっては気にならないんだろうけど、Stratに慣れた自分にとっては結構なストレスになってました。

 そんな訳で、Stratに近いバランスで、最近お気に入りのhollow body系ハムバッカーの音が出せて、使い方によってはStratっぽい音もいけてしまう、そんなありえない条件でギターを探していたときに出会ったのがPRSのS2 Mira Semi-hollowでした。

 もちろん、自分の希望する条件を1本で全て満たしてくれるギターなんてあるわけないんだけど、このギターはシンプルなわりにいろいろな音が出せるので、とても気に入ってます。

 次からは、このギターについてもう少し詳しく書いていきたいと思います。